こんにちは!整体院導の石川です。
今日は患者さんにとって少し受け入れづらい慢性痛の真実の一つをお話ししようと思います。
全ての方に必ず当てはまる内容ではありませんが、興味があればこのまま読み進めてください。
真実を知りたくない方はこのままページを閉じてください。
誰も知らない真実
さて準備はいいですか?
その真実とは・・・
『痛みを抱えていることで何かしら利益がある場合は症状が改善しにくい』
ということです。
「痛いのに利益なんかあるわけないだろ!」と思いますよね!
「そんなのは治せない言い訳だ!」とも思いますよね!
実際そう思われても仕方がないことだと思いますが、これは紛れもない真実です。
ではまず、痛みを抱えていることによる利益とはどんなものがあるか考えてみましょう。
痛みのメリットとは?
よくあるものとして
①部活を休むことが出来る
②仕事で肉体労働をしなくていい
③家族や仕事仲間が常に気を使ってくれている
④交通事故後の通院により保険がもらえる
という事があげられます。
以前、痛みと心は密接に関わり合っているということを記事にしました☟
今の状態によって得られる利益が何かしらあり、その状態が良くなってしまうと利益を得られない場合は心で症状が改善するのをブロックしてしまうのです。
もっとざっくりと分かりやすく言い換えるのであれば『本当に治りたいと思っているのか?』という言い方になります。
表層心理では当然誰もが治りたいと思っているからこそ、病院や整体に通院します。
しかし、深層心理では果たしてどうなのか?という部分が問題となります。
もちろん改善しにくい理由はこれだけではありません。
施術者の技術不足等も可能性として十分考えられますし(むしろこれが大半だと思いますが)、仮に上記の内容が改善の邪魔をしていたとしてもそれを伝えることのできない施術者側に非はあると思っています。
しかし、慢性痛についてブログに書いて発信していくうえで患者さんが受け入れづらい内容を避けていくというのは、正しい情報を知ってほしいという僕の思いとは異なるため今回はこのような事実をお伝えしました。
では、実際にそれらが影響しているとしてどうすればいいのか?
まずは事実を受け止めよう
まずは、自分の状態で得られている利益を受け入れてください。
「部活に参加したいと思ってる」→心のどこかできつい練習をしなくてラッキーと思っていないか?
「仕事や家族に迷惑をかけている」→どこかでいつもこんな感じだったら楽だなあと思っていないか?
じゃあ利益があると自覚したらどうすればいいか?
これは様々な意見があるかと思いますが、個人的には【何もしなくていい】と思っています。
自覚したから無理をして部活に参加する必要も、仕事や家事を頑張る必要もないでしょう。
だって痛みがある状態で無理するの大変じゃないですか?
利益があると自覚できた時点でもう何歩も改善に向かって前に進めていますし、自覚したというだけで人の精神状態は十分変化すると考えているからです。
なので、あとは整体や病院にしっかり通院して先生から伝えられたセルフケアをまじめにやれば問題ありません!
ここまでこんな内容を書いていると、まるで痛みで利益を得ている患者さんを責めてしまっているような気分になりますが、全くそんなことはありませんのでご安心ください。
僕だって学生の時にケガをして部活に参加しないときは、早く復帰したいと同時に「しんどい走りこみやトレーニング休めてラッキー!」って思ってましたから(笑)
なので、あまり気を重くせず、ただお体の改善のために出来ることをコツコツと続けてみてください!
そうすればきっとお身体の状態は良くなっていくでしょう。
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