こんにちは!整体院導の石川です。
いきなりですが、あなたは子供の頃大人から「姿勢が悪い!背筋を伸ばしなさい!」と言われたことはありませんか?
もしくは、今まさに自分の姿勢の悪さに嫌気が差している方やご自身のお子さんの姿勢の悪さに頭を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、その【姿勢】に関して僕の考えをお伝えしていこうと思います。
話を先に進める前に、まず今この記事を見ている方は自分の中で思い描いている良い姿勢を取りながら読んでみてください。
不良姿勢の悪影響
では、さっそく質問ですが、あなたは姿勢が悪いとどんな影響があると思いますか?
いくつか主なものを上げると・・・
①見た目が悪い
②肩・首こりにつながる
③呼吸が浅くなり、自律神経が乱れる
といったところでしょうか。
さらに②③の影響で頭痛・吐き気・胃腸の不調・睡眠不足・イライラしやすい等様々な症状が出てくることも想定できます。
必ずしも姿勢が悪いからこれらの症状が出るわけでも、姿勢が良いから出ないというわけでもありませんが、症状が出やすくなるリスクは姿勢が悪い方が高くはなるでしょう。
それでは次に姿勢が悪くなってしまう原因として何があると思いますか?
姿勢が悪くなる原因
これも本当に多く考えられるので主に考えられるものを抜粋しますが・・・
①呼吸が上手に出来ない
②運動不足
③足の問題
これらが問題となっていることが多いと個人的には考えます。
まず、①の呼吸に関しては別の記事でも書いてあるので細かくは省きますが、呼吸が上手くできていないと体を支えるインナーマッスルの機能が低下するため猫背や反り腰になる可能性があります。
②は当然運動をしていなければ、全身の筋活動量は低下するため、筋力は落ちてしまいますし、自分の身体を正しくコントロールする機能も低下するため姿勢不良にはつながります。
そして③ですが、パッと足と姿勢の関連をイメージできる方は少ないと思います。
実は足で骨(関節)が約1センチ『ズレる』と頭では約3センチもズレると言われています。
さらに二足歩行で支えている足に何かしら異常(例:偏平足・外反母趾等)がある場合、土台となっている部分が不安定なため、それよりも上の身体の部分を固めて安定させようとします。
そうなると、本来動かなければいけない部分が動かず、安定していなければいけないところが不安定なため、身体のバランスが崩れてこれも姿勢不良に繋がってしまいます。
あくまでも、これらは僕自身が考える主な姿勢不良の原因で、細かいことを言えば姿勢不良につながる原因は、もっと多くそれらが複雑に絡み合った結果『悪い姿勢』が完成すると思っています。
ここまでの話を聞いて、普段の生活で姿勢を正せば悪い姿勢は改善すると思いますか?
もちろん、普段の生活で意識的に気を付けていかなければならないことはそれぞれありますが・・・
ただ「背筋を伸ばしなさい!」だけでは、姿勢の改善は難しいんですよね。
さて、初めに僕がお伝えしたことを守って読み進めて頂けましたでしょうか?
良い姿勢を取り続けるのは・・・
ここまで自分の中で思い描く良い姿勢を保ってしっかりと読めば数分は経過しているかと思います。
疲れませんか?
おそらく皆さんが思い描く良い姿勢は背中に力を入れて、顎を引いて背中がピーンと伸びた状態かと思います。
そのイメージは決して間違いではないと思いますが、『姿勢』というのはあくまで『結果』です。
その『結果』に至るまでの『過程』を無視して良い姿勢を取ろうとすれば、過剰に背中の筋肉を使い疲れてしまいます。
そして、それを意識して仮に毎日続けたとしたら背中の筋肉が緊張してまた別の問題が現れると思います。
姿勢問題を解決するには、積極的に運動をしたり、専門家(治療家・パーソナルトレーナー)のアドバイスを聞いてそれを実践していくことが一番の近道です。
何度もお伝えしますが、姿勢が悪い=身体の不調というわけではありません。
なので、今そこまで姿勢を気にしていなくて、身体の不調も全くない方はそこまで気に掛ける必要もないと思います(将来の為、運動習慣をつけた方が良いのは間違いありませんが)
しかし、姿勢が気になったり、今まさに何かしら不調がある方は、悪化してしまう前に一度近くの治療院等に通院してみてはいかがでしょうか?
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