こんにちは!整体院導の石川です。
あなたは『坐骨神経痛』がどのようなものなのかどのくらい知っていますか?
「お尻とか脚の方が痺れたり痛かったら坐骨神経痛」といった認識が多いかと思います。
しかし、ご自身で坐骨神経痛と思っていたり、お医者さんで坐骨神経痛と診断を受けていたとしても坐骨神経が全く関係していないことは多々あります。
そこで今回は『坐骨神経痛』とは一体どのようなものなのかお伝えしていこうと思います。
坐骨神経痛の症状
まず坐骨神経痛とは文字通り【坐骨神経】が支配する部分に沿って起こる痛みやしびれのことです。
(坐骨神経の図)
大まかにお伝えすると腰の背骨から太ももの裏までが坐骨神経でそこからさらにふくらはぎ外側の腓骨神経、内側の脛骨神経に枝分かれします。
ですので【坐骨神経痛】とはお尻~モモの裏~ふくらはぎに起こる痛み・痺れなどの症状のことを指します。
※坐骨神経痛は疾患ではなく、あくまで坐骨神経領域に起こる症状の総称です!
坐骨神経痛を引き起こす病気
坐骨神経痛を引き起こす可能性のある病気としては
①腰椎椎間板ヘルニア
②脊柱管狭窄症
③梨状筋症候群
④腰椎すべり症
などがあり、極々稀に腫瘍などが原因で症状が現れることもあります。
先ほど痛みと痺れが出るとお伝えしましたが、それ以外にも冷感や灼熱感などを感じることもあり、症状が出る部位はお尻から脚全てに現れたり、脚の一部分のみに現れることも。
と、ここまで坐骨神経痛の症状や坐骨神経の通り道についてお話ししましたがこのような方はいませんか?
「症状がモモの前にあって坐骨神経痛ですねと言われた」
坐骨神経痛(だと思っていたもの)に悩んでいてこのようにお話される方は意外と多いのですが・・・。
そのような場合は、坐骨神経自体は関係がないと考えていいでしょう。
先ほど坐骨神経の図を出しましたが、坐骨神経はお尻~脚の後ろ側にあります。
モモの前に坐骨神経が通ることは無く、モモの前側はまた別の神経になります。
そのため、モモの前側に症状がある方がYouTubeなどで投稿されている坐骨神経痛のセルフケア方法を試しても改善する可能性は薄いでしょう。
この場合は、坐骨神経痛で調べるよりもモモの前や外側の筋肉のほぐし方を調べて実践したほうがいい結果が出る可能性が高いです。
また、坐骨神経痛が現れる病気をいくつかお伝えしましたが、画像上何も問題がなく、飲み薬や注射で症状が和らがない場合は筋肉や筋膜による影響が大きいでしょう。
さらに言えば仮に画像検査でヘルニアなど異常があったとしても症状と関連があるとは限りません。
画像の結果=原因ではない理由はこちら
まとめ
①坐骨神経痛は坐骨神経の通るところでしか起こらない
②坐骨神経痛は病気ではなく症状の総称
③画像検査上の異常が原因とは限らない
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