こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
この記事でご紹介する『誰でもできる超効果的なセルフケア』を実践すれば、あなたのお辛いヘルニアも改善していきます!
前回は腰椎椎間板ヘルニアの基本的知識についてお話していますので、そちらをまだご覧になっていない方はこちらから☟
記事前半では『腰椎4番5番にヘルニアが多い理由と症状』を、後半では『超効果的なセルフケア』について解説するので、じっくり読み込んでくださいね!
腰椎椎間板ヘルニアが4番5番に多い理由
まず【何故腰椎椎間板ヘルニアが4番5番に多いのか?】について解説していこうと思います。
4番5番にヘルニアが多く発症する理由は主に以下のものがあります。
腰椎が正常よりも動きすぎている
腰椎と言うのは、背骨の中でも腰の部分の椎骨を指します。
※下の画像の1~5の数字がある部分が腰椎です。
日本整形外科学会が出している腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドラインでは
ヘルニア患者の13.2%に全身関節弛緩性を認め、コントロール軍の5.1%と比較して優位に併存率が高いため、腰椎の椎間可動性が異常に大きいことが発生リスクと報告されている。
https://minds.jcqhc.or.jp/docs/gl_pdf/G0001277/4/lumbar_disc_herniation.pdf
と記載されています。
つまり『腰椎(腰の背骨)が動きすぎている人はヘルニアになりやすいですよ』ということです。
腰椎が動きすぎてしまう原因
これは主に腰椎椎間関節の上下の関節の可動域が悪いということが考えられます。
腰椎の上下の関節というと、股関節と胸椎椎間関節(胸のあたりの背骨)ですね。
本来であれば腰を曲げたり反ったりするときは、腰の背骨だけが動くわけではなく、その上下にある胸椎や股関節も一緒に動いてスムーズに動作を遂行することが出来ます。
しかしこのどちらか・もしくは両方の動きが悪くなると、その分の動きを腰の背骨だけでカバーしようとするため、結果的に腰の背骨が動きすぎてしまいヘルニアを発症してしまう可能性があるということです。
そして腰椎と言うのは、上の方よりも下の方が動くような構造をしています。
つまり腰椎の4番5番に負担が集中してしまうから、ここにヘルニアが発症しやすいということになりますね。
4番5番のヘルニアの症状
腰椎椎間板ヘルニアというのは発症している部位によって出現する症状も異なります。
上の画像がその参考になります。
4番5番にヘルニアがある方の場合は
- お尻から太ももの外、スネの外側から足の親指にかけて痺れや痛み
- 足首を反らす、親指を反らす筋力の低下
が特徴的になります。
4番5番のヘルニアが原因の症状では、コレが絶対に現れますがもしヘルニアと診断されてもこれらの症状とは異なる場合、それはヘルニア自体は今の症状とは関係ないという事になりますね。
超効果的なセルフケア
先述したようにヘルニアの発症リスクには、上下の関節(胸椎椎間関節と股関節)の動きが悪いことが挙げられます。
そして発症後もそれらの動きが悪いと、腰に負担が集中し続けてしまうため、上下の関節の動きを取り戻す事が非常に重要になってきます!
ですので、背骨の柔軟性と股関節の動きを改善させるセルフケアを継続的に行うことが、腰椎椎間板ヘルニアの症状を改善させる近道になるので、今からお伝えする体操を是非行ってください!
背骨の柔軟性爆上げ体操
こちらは胸椎を集中的に動かしていく体操になります。
胸椎がガッチガチに固まっている方は、体操の最中に多少の痛みが出ることがありますが、それは普段動いていない部分を動かすために出るものなので、少しの痛みは気にせず行ってください。
しかし、体操を終えた後に30秒以上痛みやしびれなどの不快感が持続する場合や動作の最中に強めの痛み・痺れが出現する場合、今のお身体の状態にこの体操が合っていないという事になるので、その際はすぐに中止するようにしましょう。
『やり方』
- 床に肘を立てた状態でうつ伏せになる。
- 自分のおへそを覗くように背中を丸める
- 自分のミゾオチを床に押し付けるように意識しながら背中を反らしていく
『POINT』
動かすときは「もうこれ以上動かない!」という所までしっかりと動かそう!
股関節の動き爆上げ体操
こちらも先ほどの背骨の体操と注意点は同様。
動作中に強い痛み・痺れの出現、体操終了後に30秒以上痛みやしびれなどの不快感が続く場合は中止しましょう。
『やり方』
- 手足は肩幅で四つん這いの姿勢になる
- そのままお尻を後ろに引いていく
『POINT』
背骨は丸めず真っすぐを意識!肘は伸ばしたままお尻だけを後ろに引くイメージで!
まとめ
・4番5番に多い理由は胸椎と股関節の動きが悪くて腰が過剰に動きすぎてしまうから
・症状は特徴的。この症状がない場合はヘルニアがあってもヘルニア自体は症状と関係ない
・改善には背骨と股関節の動きを取り戻すセルフケアが重要
今回お伝えした内容を実践して辛い症状を改善してみてはいかがでしょうか?
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