病院に行っても薬や湿布出すだけで
何もしてくれないから行くだけ無駄
結局とりあえずレントゲンとか撮って
「異常ありません」で終わるだけ
これらは実際に整体へお越しになる方から多く聞くお話の例です。
過去に辛い症状で病院に駆け込んだのに、とりあえず薬を処方され、その薬も効果がなかったことがきっかけでこのように思ってしまう方は少なくありません。
本当に『病院は行くだけ無駄』なのでしょうか?
本当に『病院に行くよりも整体に行く方が良い』のでしょうか?
医療系国家資格を有する現役整体師がこれらの疑問にお答えしていきます!
是非最後までお付き合いください。
結論
さて、まず結論から申し上げると【病院に通院して診察・診断を受けることが重要であり、診断した時点で病院は最も大切な義務を果たしている】と考えています。
なぜ医師の診察・診断を受けることが重要なのでしょうか?
というのも単なる肩こり、単なるぎっくり腰だと思っていたものが実は重篤な疾患が隠れているサインの場合があるからです。
まず病院に通院すべきたった一つの理由
前述したように単なる肩こりやぎっくり腰だと思っていたものが、実は危険な疾患のサインである可能性があります。
例えば…
- ぎっくり腰だと思っていたものが骨折や腫瘍によるものだった
- 肩こりだと思っていたものが心筋梗塞や脳梗塞によるものだった
なんてこともありますね。
もちろん、可能性は低いかもしれませんが絶対にこれらではないとは言い切れません。
『万が一』上記の様な危険な疾患が隠れていたら…最悪の場合、命を落としかねませんね。
この理由から整体よりもまず先に病院で診察・診断を受けることが重要だと考えています。
病院でしか出来ない事
整体では出来なくて、病院でしか出来ないことはいくつかありますが、今回は『体内の精密な検査』についてお話します。
整体で行える検査は、あくまで外から見える反応・状態に対してであり、身体内部(骨・内臓・血液など)がどのようになっているかを細かく知ることは出来ません。
しかし、病院ならレントゲン・CT・MRI・血液検査などを実施することが出来るため、重篤な疾患をいち早く見つけることが可能です。
仮に小さいクリニックで原因が分からなかったとしても、「これは何か怪しいぞ」となれば大病院に紹介してもらうことも出来ますね。
例えば、実は腫瘍が原因の腰痛で整体に通っても、内部の状態を細かく知ることが出来ない整体では見逃されてしまう可能性は大きいですが、これらの検査を実施できる病院で見逃されてしまう可能性が低いのは簡単に想像できるかと思います。
『異常なし』はお墨付き
とはいえ、せっかく病院に行って『異常ありませんね~』と言われたら「結局これかよ!」と思ってしまう気持ちも分からなくはありません。
しかし、整体の施術者目線で言うと、医師からの『異常ありません』という言葉は【お墨付き】をもらえたようなものです。
(※医師が整体を紹介したわけではないのでニュアンスはやや違うかもしれませんが)
なぜなら、それは【何か疾患によるものではなく整体で力になれる症状】である可能性が大幅に高まったと言えるからです。
もちろん、整体に通うか・病院の投薬、リハビリで様子を見るかは各々の自由になりますが、少なくとも命に関わるものは除外できます。
それが除外できたという事は、あなたの症状は不治の病ではなく、しっかりと施術をすれば改善する可能性が大いにあるという事です。
まとめ
- まず優先すべきは整体よりも病院の検査
- ただの肩こりやぎっくり腰が重篤な疾患のサインである可能性がある
- 『異常なし』はお墨付きのようなもの
病院は『医療の最前線』であり、お身体の悩みを解決するには必要不可欠です。
最前線の役割は重大な疾患を見逃さず、命を救う事であると僕は考えています。
そして整体は、最前線から溢れてしまった方のお悩みを解決する『第二の砦』という認識です。
ですので、やや手間のように思うかもしれませんが、どのような症状であっても【病院➡整体】の順にすることが、「万が一」を避ける安全な方法ですね。
でも整体って本当にたくさんあってどこを選べばいいか迷いますよね?
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