今この記事を読まれている方の大半は、以前投稿したPart1(後方変位編)・Part2(前方変位編)で思ったほど症状が改善しなかった方かと思います。
もし「まだどっちの記事も読んでない!」という方がいましたら、まずはPart1の記事からご覧ください☟
それではPart1・Part2を簡単におさらいしていきましょう!
※「おさらいは大丈夫!」という方はここをタップ
Part1・Part2のおさらい
Part3の内容はその前のPart1・Part2の内容を把握しているか?が大切になります。
ですので、Part1とPart2の重要ポイントについて簡単におさらいをしていきましょう。
Part1の重要ポイント
Part1では「椎間板の後方変位によって起こる足の痺れ」についてお話しましたね。
症状の出方の特徴は以下のものでした。
要は腰が丸くなっている時に症状が出れば、後方変位によって足の痺れが起こっている可能性が高いというわけです。
Part2の重要ポイント
反対にPart2では「前方変位によって起こる足の痺れ」のお話でした。
症状の出方の特徴は以下。
つまり腰が反っている時に足の痺れが出るという特徴がありますね。
なぜPart1・Part2で改善しなかったのか
Part1・Part2で改善しなかった方でこのような症状の特徴はありませんでしたか?
『症状が片側のみ、もしくは左右非対称な分布をしている』
どういうことかというと、例えば右足だけ痺れていて左足には痺れがなかったり、両足に痺れがあるけどどちらかと言えば右足の方が症状の範囲が広いようなことを指しています。
もし、あなたが上記の症状の出方で、かつ伸展方向・屈曲方向どちらを試しても症状が変わらないor悪化するのならば、椎間板の『側方変位』が起こっている可能性が考えられます!
側方変位とは
上記の図のように椎間板が本来ある位置から左右どちらかに押し出されてしまった状態を側方変位と言います。
例えば、上の図のように椎間板が右にズレた場合は右足に症状が強く出て、反対に左にズレた場合は左足に症状が出るという考えが出来ます。
STEP1側方変位を攻略しよう!
さて、Part3にも必ず守っていただきたいルールがあります。
- 体を傾ける方向は症状がある側
側方変位の整復の場合は、身体を左右どちらかに傾けたり捻る動作が加わります。
その際に傾ける方向は必ず症状がある側に倒すようにしましょう。
症状がある側へ倒すことで側方変位の整復を促すことが出来ます。 - 症状悪化の基準を守る
症状悪化の基準は2つあります!
①症状が出ている範囲が広くなった
②最初に出てた症状が中心から遠くに移動した(中心=背骨)
これらの反応が出た場合は仮に痺れが軽減してても必ず中止!
上記のルールを守って安全に症状を改善させる体操を行いましょう!
腰反らし+お尻ずらし
ポイントはお尻を症状のある反対側へずらして、足先と上半身が症状のある側へ寄るようにすること。
そしてその状態を維持したまま、目一杯腰を反らすこと。
※右足に症状がある場合は動画と同じように
左足に症状がある場合は動画と反対方向で行う
こちらの体操はPart1の症状の特徴がある方に行っていただきたい体操です。
Part1の症状の特徴って
なんだっけかな?
という方はこちらをタップ!
腰曲げ+ひねり
ポイントは症状がある方向へ目一杯脚を倒していくこと。
※右足に症状がある場合は動画と同じように
左足に症状がある場合は動画と反対方向で行う
こちらの体操はPart2の症状の特徴がある方に行っていただきたい体操です。
Part2の症状の特徴って
なんだったかしら?
という方はこちらをタップ!
STEP2伸展・屈曲体操に戻ろう!
側方変位のみ、Part1・Part2と異なり2つの段階を踏みます。
それは【あるタイミングで伸展方向・屈曲方向のエクササイズに戻る】というもの。
そのタイミングとは…
側方負荷を加え続けて、症状が正中もしくは左右対称になった時
その際に伸展・屈曲どちらに戻ればいいのかについては、自分の症状の出方がPart1とPart2のどちらに近いかで選んでください☟
座っていたり、前かがみなど腰が丸くなっている状態で症状が出ていたならPart1へ
立っていたり、歩行時など腰が反っている状態で症状が出ていたならPart2へ
そして伸展or屈曲のエクササイズを行う時は、しつこくて申し訳ありませんが必ず弱いレベルから始めましょう!
まとめ
Part3までご覧いただきありがとうございました。
今回の足の痺れ完全攻略シリーズのエクササイズで、あなたのお辛い足の痺れの症状が少しでも緩和してくれたらと思います。
椎間板ヘルニアと診断された足の痺れに非常に効果的なセルフケアとなっておりますので、是非実践してみてくださいね!
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