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コーヒー好き必見!カフェインが身体に与える影響とは

【その他】
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こんなお悩みありませんか?
  • コーヒーを飲まないと集中できない
  • コーヒーを飲まないと頭が痛くなる
  • コーヒーを飲まないと眠くなる

さて、今回はいつもと少し違った観点『カフェイン』についてお話していきましょう。

カフェインには善と悪の両面があります。
その2つの顔を正しく理解して上手にカフェインの効果を使いこなしていくと、仕事や日常生活がエネルギーに満ち溢れたものになるでしょう!

では是非最後までお付き合いください。

カフェインってなに?

カフェインとは『アルカロイド』の仲間になります。

アルカロイドとは植物成分であり、様々な物質の総称です。
中には毒になるものもあれば、薬に利用されるものもあります。

おそらくあなたも耳にしたことのある有名なものとしては
①コカイン
②モルヒネ

などもアルカロイドの一種となります。

カフェインの効果

カフェインには様々な効果があり、メリット・デメリットの2つの顔があります。

正しく理解すれば、カフェインは日常生活を活力あふれたものにしますが、乱用すると、反対に体を悪くしてしまう事もあります。

まずはカフェインのメリットからお伝えしていきましょう!

メリット①眠気覚まし

これは実際に体感している方、これを目的にコーヒーを摂取している方が多いのではないでしょうか?

眠気は疲労に伴い『アデノシン』という物質が生成され、受容体に結合し、覚醒作用のあるヒスタミンの放出を抑制するために起こります。

しかし、カフェインはアデノシンが受容体に結合する前に、受容体と結合する為、ヒスタミンの放出が抑制されなくなり、眠気が防止されます。

メリット②集中力向上

アデノシンと受容体が結合すると、ヒスタミンだけでなくドーパミンの分泌も抑制されます。

しかし、アデノシンの結合をカフェインが邪魔することでドーパミン分泌が抑制されず、やる気・集中力がの低下が起こりません。

メリット③鎮痛作用

実はカフェイン自体に鎮痛作用があるんです。

神経の損傷、神経以外の損傷、炎症による痛みではアデノシン受容体が活性化することで痛みを感じると言われています。

しかし、カフェインによってアデノシンと受容体の結合が邪魔されるため、それが鎮痛作用となって現れるとされています。

その他に、鎮痛薬とカフェインを併用することで鎮痛薬の作用がより強く発現します。
これはアジュバント効果と言われるもので、多くの市販薬にカフェインが入っている理由となります。

デメリット①睡眠の質低下

先ほど眠気覚ましになるとお伝えしましたが、当然飲む時間帯によっては脳が覚醒したままになり、睡眠の質が低下するデメリットも存在しています。

カフェイン摂取後30分~2時間ほどで血中濃度が最大となり、効果が半分になる時間は2~8時間とかなり幅があります。

またカフェインを常用する方は、不眠症状を抱える可能性が高く、睡眠の質を悪化させるという研究結果もあるため、もしコーヒーを飲むなら午前中だけにしておいた方が良いかもしれませんね。

1)Daniele Wikoffら, 2017, Food Chem Toxicol. 109(Pt 1): 585-648

デメリット②疲れやすくなる

カフェインはいわば諸刃の剣です。

カフェインを摂取してやる気に満ち溢れて眠気を吹き飛ばしても、それらは元気の前借りなので毎日それを続けていると内臓が疲弊してしまい、疲れやすい身体になってしまいます。

というのもカフェインによってドーパミンなどやる気を出す物質の分泌が促進されるわけですが、それらがカフェインによって『強制的』に分泌され続けるとカフェインに依存してしまいます。

すると、カフェインを取らないと【だるい・眠い・やる気が出ない】に繋がってしまうわけです。

デメリット③中毒症状

カフェインに依存してしまうと最悪の場合『死に至る』危険も…。

カフェインを代謝できないうちに多量に摂取してしまうと精神錯乱やパニック発作、吐き気や頭痛・めまい、手足の震えが起こります。

中毒になってしまうと、カフェインに対する拮抗薬が無いため、自然と身体からカフェインが抜けるのを待つことになりますが、これもまたカフェイン離脱症状に悩むこととなります。

中毒が重症だと鼻から管を挿して胃洗浄や血液透析を行う事もあるそうです。

カフェインの適切な量は?

ここでは厚生労働省が発表しているものを引用しましょう

カナダ保健省(HC)においても、2010年に1日あたりのカフェイン摂取量として、健康な成人で400 mg(コーヒーをマグカップで約3杯)まで、カフェインの影響がより大きい妊婦や授乳中、あるいは妊娠を予定している女性は300mg(コーヒーをマグカップで約2杯)までとされています。 

 なお、カフェインを一生涯摂取し続けたとしても、健康に悪影響が生じないと推定される一日当たりの摂取許容量(ADI:Acceptable Daily Intake)については、個人差が大きいことなどから、日本においても、国際的にも設定されていません。

食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~ (mhlw.go.jp)

ということらしいです。

上限は一応設定してありますが、個人差が大きいため可能な限りカフェインの摂取量は少なめの方が良いかもしれません。

カフェインの摂取によって慢性炎症が抑制されたり、癌の予防になったりとカフェインの摂取を推奨する発表もありますが、おそらくそれらも『個人差』があり、鵜呑みにせず、ご自身の体調と相談しながら上手に摂取したいところですね。

ちなみに欧州食品安全機構(EFSA)ではカフェインを安全に摂取する目安を以下のように発表していますので、参考にしてみてください。

安全とみなされる量体重40kgの人なら体重60kgの人なら体重80kgの人なら
成人:1回に3mg/kgまで1回120mgまで1回180mgまで1回240mgまで
成人:1日に5.7mg/kgまで1日228mgまで1日342mgまで1日456mgまで
小児~青年:1日に3mg/kgまで1日120mgまで1日180mgまで1日240mgまで
妊婦・授乳婦:1日200mgまで

まとめ

カフェインはやる気や活力を与える反面、デメリットもあり、利用には注意が必要なものになります。

とここまでお伝えしましたが、実は僕自身軽度のカフェイン中毒になっていた一人です。
「やめなきゃな~」と思っていたところ、1週間ほど風邪で寝込み、たまたまカフェインを断つことが出来ましたが…。

今ではコーヒーは一日一杯までと決めて上手に付き合っています。

これを見たあなたもカフェインと上手に付き合って、メリットを最大限活用していけると良いですね。

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