The human foot is a masterpiece of engineering and a work of art.
人間の足は工学の最高傑作で、芸術作品である
Leonardo da Vinci
知らない人はいないほど有名な偉人の一人であるレオナルド・ダ・ヴィンチは、このような言葉を残しています。
足の骨は片足で28個、両足で56個もあり、全身の骨206個のうち約1/4が足に集中しています。
こんなに多くの骨が集中している『足』が重要じゃないわけないですよね?
ということで今回は足が身体に与える影響をお話していきます。
足が悪くなる3つの原因
足が悪くなってしまう原因は主に3つあると考えています。
①自分の足に合わない靴
②ふかふかのインソール
③過去のケガ
これら3つが原因で足首が固くなったり、足裏の筋肉が上手く使えなくなってしまう事が全身に悪影響を与えてきます。
自分の足に合わない靴
まず、人の足の形は3つに分かれます。
親指が頂点で小指に行くに従い、短くなるエジプト型
人差し指を頂点に、対照的なカーブを描くギリシャ型
指の長さが変わらないスクエア型
あなたの足は何型でしょうか?
画像で見比べると、かなり形が違うのが分かると思います。
これだけつま先の形が違うわけですから、それぞれに合った靴を履くことが大切です。
それぞれに足に合いやすい靴の型は
エジプト型→オブリークトゥ
ギリシャ型→ラウンドトゥ
スクエア型→フレンチトゥ・スクエアトゥ
あなたが今よく履く靴の形と画像の靴の形は、同じものですか?
もし靴を履いていて、疲れやすかったりするなら、靴型を自分の足に合うものに変えると良い変化がみられるかもしれません。
ふかふかのインソール
「クッション性が高くて履き心地抜群!」
こういったインソールを見かけてことはありませんか?
ふかふかで気持ちいいかもしれませんが、身体の相性は最悪です。
イメージしてみて下さい。
固い床に片足立ちでバランスを取るのと…
ふかふかのクッションの上に片足立ちでバランスを取るのなら…
どちらの方がバランスがとりやすいですか?
圧倒的に固い床です。
イメージがわきにくい方は、実際に試してみると分かります。
要は不安定な状態を作り出してしまい、筋肉が頑張って働きすぎてしまうので、ふかふかインソールは全身に悪影響を与えます。
過去のケガ
例えば過去に捻挫を経験していて、その後リハビリまできっちり治療をしていない方だと、多くの場合、ふくらはぎの外側の筋肉が上手く使えない状態になってしまいます。
これは偏平足を引き起こす要因になってしまいますので、もし捻挫をしてしまったら痛みが取れるだけでなく、機能が低下してしまった筋肉を再び使えるようにリハビリを行う必要があります。
仮に「リハビリなんてやってない~」という方でも、時間が経ってしまっても筋肉を鍛えることは可能なのでご安心ください。
足の裏はセンサーがたっぷり!
足の裏には体のバランスを保つセンサーがたっぷりあります!
しかし、前述した足の状態を悪くする要素があると、このセンサーの働きが鈍くなりうまくバランスを保つことが出来なくなります。
例えば
普段から使用する靴を履いた状態と裸足の状態で、前屈したり腰を反らしたり片足立ちをして、裸足の方が動かしやすい・バランスを保ちやすいという感覚があるなら、靴・インソールのせいでセンサーの働きが鈍くなっていることが分かります。
※本当にざっくりした確認方法なので、差を感じていないから大丈夫!と思わないように
足のせいで起こる問題
✅股関節痛
✅膝痛
✅腰痛
✅オスグッド
✅シンスプリント
✅捻挫
✅外反母趾
✅肩・首コリ
などなど…
これらはあくまでごく一部です。
上記の問題以外でも症状を改善させるために、足の機能を回復させる必要のある場面は多々あります。
足の問題は、放っておいてしまうと、全身に波及していき、改善させるために時間がかかってしまいます。
上記の中で意外と思われるのは、おそらく肩・首コリでしょう。
もし、あなたが肩や首、背中を揉まれていても改善しないのなら、問題は足が悪くなってしまっているからかもしれません。
(直接見てないのであくまで可能性のお話程度ですが)
足の機能を高める体操
上手く使えていない足の筋肉を刺激して、足の機能を高めましょう!
これらの体操を1~2週間続けてみて、お悩みのご症状が改善していく感覚があるなら、そのまま続けてみて下さい〇
まとめ
何かしら症状を抱えていると、症状がある部分ばかりに気が行ってしまいますが、実は『足』の影響で症状が出ていることがあります。
もし、今回お伝えしている足を悪くする3つの原因に当てはまる方は、体操に取り組んでみて下さいね。
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