2023年も残すところあとわずかとなりましたね。
すでに忘年会を済ませた方、これから忘年会を控えている方もいるのではないでしょうか?
また、新年を迎えたら新年会が待っている方もいると思います。
どうしても『食べすぎ・飲みすぎ』が増えがちな年末年始ですが、同時に『ぎっくり腰』が増えやすい時期でもあります。
その理由の一つに食べ過ぎ飲み過ぎによる【内臓疲労】があるという事をご存知ですか?
今回は年の瀬を迎える今だからこそ知っていただきたい≪内臓とぎっくり腰の関係性≫について解説していきます。
内臓疲労がぎっくり腰を引き起こす理由
実は内臓に疲労が蓄積した時や何かしら異常が起こっている時には、近くの筋肉や関係のある筋肉にグッと力が入ってしまうというものがあります。
例えば、肝臓に異常がある場合は右側の背中の筋肉が固くなってしまうことがありますね。
このように、内臓の異常や疲労によって筋肉が固まってしまい、それが持続している中、何かしらの動きによって『ぎっくり腰』は引き起こされてしまいます。
これが内臓疲労によってぎっくり腰が起こってしまう主な理由となります。
ぎっくり腰と関わる内臓とは
さて、内臓疲労がぎっくり腰を引き起こす理由をお話ししたので、次は『ぎっくり腰と関わる内臓』についてお話していきますね。
僕が今回お伝えする内臓は以下の2つになります。
- 肝臓
- 腎臓
よく「肝腎(肝心)な~」と言いますが
腰にとってもこの2つは肝腎です!
きっと座布団3枚もらえると思うので次行きます。
肝臓
肝臓はアルコールを分解してくれたり、脂質の消化吸収の手助けをしてくれる臓器になります。
しかし、暴飲暴食により肝臓がフルスロットルで働いた結果、肝臓が疲労してくると周囲の腰痛に関わる筋肉に影響を与え始めます。
肝臓と隣接している筋肉の一つに『横隔膜』があります。
そしてこの横隔膜は下の画像のように腰の背骨を支えてくれる『大腰筋』と隣接していますね。
肝臓が疲労すると、肝臓と隣接している横隔膜が固くなり、横隔膜の動きが悪くなります。
そして横隔膜の動きが悪くなると、それに隣接している大腰筋の動きも悪くなるため、腰の安定性が低下し、ぎっくり腰を引き起こしやすくなります。
腎臓
腎臓は血液をろ過して、身体に悪いものをおしっことして身体の外に排出してくれる働きがあります。
実はこの腎臓ですが、前述した肝臓と互いに関係しています。
肝臓の働きが悪くなると、身体全体の血流が悪くなり、腎臓に入る血液の流れも悪くなってしまいます。
そうなると腎臓の機能が悪くなってしまうのですが、この時に腎臓を支配している神経は過敏になっています。
腎臓を支配する神経は腰のやや上(T10~T12)から出るので、腎臓が悪いとこの周囲の筋肉が固まりやすいです。
そのため、腎臓もぎっくり腰を引き起こす要因の一つとして重要な部分ですね。
年末年始を乗り切るには
最後に年末年始をぎっくり腰にならずに乗り切るための3つのポイントをお伝えしますね!
①お酒を飲み過ぎない
②油ものを食べすぎない
③生活習慣の乱れに気を付ける
①②はここまでのお話を聞いていれば大丈夫ですね。
③についてですが、これは最も大切なものだと考えています。
個人的な見解になりますが、日々の生活に気を付けていれば、たかだか一年の内の数日不摂生をして起こる内臓の疲労は大したことは無いでしょう。
※急性アルコール中毒とかは別ですよ!
元々、生活習慣が乱れがちで内臓は常に疲労気味。
そして年末年始の暴飲暴食によってあるボーダーラインを超えた結果、ぎっくり腰として現れるのではないでしょうか。
まとめ
疲労してしまった内臓をすぐさま元気に回復させる魔法の様な方法は残念ながらありません。
忘年会・新年会は「せっかくだし…」とついつい飲みすぎ・食べ過ぎてしまいますよね。
しかし、そこで自制できるかどうかが、せっかくの年末年始を辛い腰の痛みを抱えて過ごすかどうかの分かれ目かもしれません…。
※もし仮にぎっくり腰が起こったとしても、まずは整体ではなくお近くの病院で診断を受けることをお勧めします。
ただの腰痛だと思っていたものが、実は危険な病気のサインの可能性もあるからです☟
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