こんにちは!整体院導の石川です。
現在進行形で変形性膝関節症に悩まされていて肥満気味の方はお医者さんから『体重のコントロール』を勧められているかと思います。
そこでよく受ける説明として「体重が重いと膝にかかる負担が大きくなるから」といった内容ですが、実は肥満が変形性膝関節症にとって良くない理由はそれだけじゃないんです。
今回は肥満と変形性膝関節症の関係性を細胞単位でより細かくお話していこうと思います。
変形性膝関節症のリスク要因
本題に入る前にどのようなものが変形性膝関節症のリスクになり得るのかお伝えします。
①加齢
②肥満
③ケガの既往
④筋の萎縮
⑤使いすぎ(over use)
この他にも多くのリスク要因がありますが、ここでは割愛して主なリスク要因になるであろう5つを抜粋しました。
では本題の『肥満』がどのように変形性膝関節症に関わるのかについてお話を進めていきましょう。
肥満と変形性膝関節症の発症率
肥満(BMI)と変形性膝関節症の発症率について研究した論文があるのでそれを紹介します。
研究の結果は
BMIが5増加すると変形性膝関節症の発症リスクは約35%増加する
となっています。
ちなみにBMIの値と肥満の程度の簡易表がこちら☟
まあBMIが5増加するというのは、普通体重の方が肥満になるくらいですからこの結果は当然と言えば当然な気もしますが・・・。
ただ漠然と「肥満は膝に悪い!」と言われるよりも信頼性はありますよね。
35%の増加は中々ショッキングな数値ではないでしょうか?
参考文献:Body mass index and susceptibility to knee osteoarthritis: a systematic review and meta-analysis
肥満の細胞が炎症を引き起こす
さて、始めの方に『細胞単位でお話する』とお伝えしました。
肥満は単純に膝への負担が大きくなる以外にも問題があり、それは細胞単位で起こるものです。
それは
肥満によって肥大化した脂肪細胞が慢性炎症を引き起こす
ということです。
脂肪細胞とは、脂肪の分解・蓄積・合成に関わっている細胞で、この細胞に異常があったり蓄積量が増大することで肥満になると言われています。
※『肥満細胞』というものがありますが、こちらは肥満には関係ありません。
肥満体型の人の脂肪組織では脂肪細胞が肥大化しており、この状態の脂肪細胞が分泌する物質やその分泌に反応して働く物質が炎症を引き起こしてしまいます。
怪我による炎症の場合は、組織の損傷が治まっていけば自然と炎症も落ち着くのですが、困ったことに肥満によって引き起こされた炎症は肥大化した脂肪細胞を何とかしないと中々落ち着いてくれません。
常に身体は炎症状態ですので痛みが長期化し、注射してもすぐに痛みが再発したり、整体で施術を受けても痛みの改善が遅くなりがちです。
これがいわゆる慢性炎症ですね。
まとめ
『肥満』は膝に機械的な負荷だけでなく慢性炎症を起こすことで治りにくくする非常に厄介な状態です。
かといって焦ってムリなダイエット(糖質オフ等)を行ってしまうと筋力や骨量の低下、内蔵機能の低下を引き起こし、体重は落ちても身体に別の問題が発生してしまいます。
ですので一番は治療と並行して食事の見直しや運動に取り組み、徐々に体重のコントロールをしていくことが必要ですね。
一人だけでそれを遂行するのは難しく辛いことかと思います。
そのような時こそ医療従事者やダイエットの専門家の力を頼ってみてはいかがでしょうか?
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