整体院で施術後にこんなこと言われた経験はありませんか？
施術後に筋肉痛の様な痛みやダルさが出ることがありますが、これは『好転反応』と言っても見返しとは違う正常な反応なのでご安心ください。
でも実際、好転反応の詳しい説明もなく終わるので、揉み返しと好転反応が違いがよく分からないままの患者さんは多くいるかと思います。
そこで今回は、あくまで僕個人の意見ですが『好転反応と揉み返しの違い』についてお話していきますので、是非最後までご覧下さい。
揉み返しとは
揉み返しとは単純に『炎症症状』のことを指します。
無暗にグリグリするようなマッサージを受けた後というのは、筋組織や神経組織に過剰なダメージを加えてしまいますので、翌日に揉まれたところが痛くて動くのが辛い…といったことが起こってしまいます。
つまり、過剰な強刺激によって引き起こされたものと言う事です。
もちろん、世の中に広まっている施術法の中にはある程度の刺激を入れて行う方法もありますから、それら全てが間違っているとは言いませんが、『むやみな』『知識技術の伴わない』『グリグリマッサージ』は筋・神経を痛めつけることになりますので、身体を治していきたいとお考えの方にはお勧めできません。
好転反応とは
まず大前提、好転反応という医学的に証明されたものはありません。
そのため、今からお伝えするのはあくまで僕個人の意見です。
必ずしもこれが全て絶対的に正しいという訳ではありませんが、そういう考えもあるんだな～程度に見て頂けると嬉しいです。
先ほど、揉み返しは過剰な強刺激によって起こると申し上げましたが、好転反応は『刺激の量（強さ）に関わらず起こる可能性のあるもの』と認識しています。
私自身の施術を例に挙げると、初回の患者さんに対してはいわゆるマッサージと呼ばれるような施術は一切行わず、最小限の圧力で関節を調整したり、体操を行って、変化を見て、状態説明をして終えるので、基本的に筋組織・神経系に対する炎症が限りなく起こりにくい施術内容となっています。
ですが、それでもごくまれに次の日に少し体がだるくなったり、若干筋肉痛が起こる方がいます。
ではなぜ、そのような些細な刺激でも起こりえるのかというのを日常生活に置き換えて考えてみましょう。
初々しい新卒時代
高校・大学卒業後、社会人になりたての頃の自分を思い出して下さい。
今思えば、大した仕事やっていないのに一日の疲労感えげつなかった記憶はありませんか？
いつも通り8時間バイトしてた時と、社会人になって8時間働いた時と全然違う感覚だったと思います。
このように、人間は新しいことを始めた時はものすごく疲れるんです。
これは整体にも言えることで、整体に初めて行くとき・初めて行く整体の時は今まで受けたことのない刺激が身体に入ってくるので身体はびっくりするんです。
そのびっくりした時の反動がいわゆる好転反応だと私は考えています。
まとめ
好転反応とは、自分が生きてきた中で受けたことのない刺激が加わった時に起こる体の反応。
揉み返しとは、強刺激により筋・神経組織にダメージが加わり炎症が引き起こされた状態。
以上、好転反応と揉み返しの違いでした。
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