1. バネ指とは？概要と原因を解説
バネ指（弾発指）とは、指を動かす腱と腱鞘（けんしょう）の炎症によって指の曲げ伸ばしがスムーズにできなくなる疾患です。
特にパソコン作業やスマホ操作が多い人、楽器演奏者、スポーツをする人に多く見られ、 指が引っかかるような違和感や痛みが特徴です。
主な原因
- 指の使いすぎ（パソコン作業、スマホ操作、スポーツ）
- 繰り返しの動作による負担（手を酷使する仕事や趣味）
- 筋膜の癒着（腱と腱鞘の滑りが悪くなる）
- ホルモンバランスの変化（妊娠・出産、更年期）
- 炎症による腫れ（過度な負荷による組織の損傷）
放置すると症状が悪化し、指が完全に曲がったまま戻らなくなるため、早めのケアが重要です。
2. バネ指の薬の副作用｜長期服用のリスク
痛みを和らげるために、多くの人が薬を使用しますが、 長期間の使用はリスクを伴います。
代表的な薬と副作用
- NSAIDs（非ステロイド性抗炎症薬）
- 胃腸障害（胃もたれ、胃潰瘍）、腎機能低下
- ステロイド注射
- 一時的に痛みを抑えるが、組織の弱体化を招く
- 湿布や塗り薬
- 皮膚のかぶれ、冷感や熱感による違和感
薬は一時的な痛みの軽減には役立ちますが、 根本的な解決にはならず、副作用のリスクも伴います。
3. バネ指を悪化させる生活習慣とは？
バネ指が慢性化する背景には、 日常生活での習慣が深く関わっています。
症状を悪化させる要因
- 指の使いすぎ（長時間のキーボード・スマホ操作）
- 無理な力を入れて作業する（指に過度な負担）
- 適切な休息を取らない（炎症が回復しない）
- 指の冷え（血流が悪化し、炎症が長引く）
- ストレッチ不足（筋膜が硬くなり、動きが悪化）
生活習慣の見直しが、バネ指の根本改善につながります。
4. 日常生活でできるバネ指の早期回復のポイント3選
① 指の負担を軽減する工夫をする
- 長時間の作業ではこまめに休憩を取る
- スマホやキーボードの使用時間を見直す
- 作業時に手首の角度を調整し、負担を軽減する
② 炎症を抑える
- 氷のうで冷やす
- 水分をしっかり摂る（血液の流れを良くする）
- 軽く指を回して筋膜をほぐす
③ 筋膜の癒着を解消し、指の動きをスムーズにする
- 無理のない範囲で指を開閉する運動を行う
- 握る・開く動作をゆっくり繰り返す
- 整体や専門施術で筋膜リリースを受ける
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