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手のしびれ、整形外科で異常なし…それでも治らない理由を整体が解説

【慢性痛の知識】
この記事は約12分で読めます。

朝起きたら片手だけがしびれている…それ、本当に“寝方”のせいですか?

「朝起きたら、右手だけピリピリしびれていた」
「気のせいかと思ったけど、毎日のように起きる」
「整形外科に行っても“特に異常なし”って言われてしまった…」

――そんな経験、ありませんか?


片手だけのしびれが続くと、誰でも不安になります。
けれど、レントゲンやMRIで「異常なし」と診断されると、
「じゃあ一体何が原因なの?」と、さらにモヤモヤしてしまいますよね。


「神経圧迫=原因」という思い込みの落とし穴

多くの医療機関では、しびれ=“神経の圧迫”と考えます。
もちろん、頚椎ヘルニアや胸郭出口症候群など、
神経の通り道が狭くなってしびれが出るケースもあります。

でも、もし画像診断で異常がないのなら――

それは「神経が圧迫されている」のではなく、
**“神経が正常に働けなくなっている状態”**かもしれません。


神経の働きを狂わせる“静かな犯人”たち

医学誌「Journal of Orthopaedic & Sports Physical Therapy」(2019)では、
**「神経症状を引き起こす主な要因は、構造的異常ではなく、筋膜の滑走障害や血流障害である」**と報告されています。
(Moseley et al., 2019)

これはどういうことかというと…

  • 首や肩周りの筋肉が硬くなり、神経の通り道をじわじわ圧迫
  • 筋膜や組織の癒着で、神経が滑らかに動けない
  • 血流が滞ることで、神経に酸素や栄養が届かなくなる

こういった**“目に見えない不具合”**が、神経の働きを鈍らせ、
しびれというサインとして現れている可能性があるのです。


整形外科で異常が見つからない場合、あなたの体に起きていること

✅ 肩甲骨や鎖骨の位置がズレて神経を引っ張っている
✅ 胸郭(肋骨まわり)の動きが悪くなり、呼吸が浅くなっている
✅ デスクワークなどで“首だけ前に出た姿勢”が定着している

こういった状態が積み重なれば、
たとえ寝ている間でも片側だけしびれる条件が整ってしまうのです。

    1. 朝起きたら片手だけがしびれている…それ、本当に“寝方”のせいですか?
    2. 「神経圧迫=原因」という思い込みの落とし穴
    3. 神経の働きを狂わせる“静かな犯人”たち
    4. 整形外科で異常が見つからない場合、あなたの体に起きていること
  1. 片手だけのしびれを放置すると…やがて“別の不調”に現れることも
    1. 慢性化の第一歩|「感覚の麻痺」へと進行することも
      1. ▶ 引用論文の知見
    2. 筋力の低下・握力低下にもつながる
    3. 神経の異常は“脳の誤認”も引き起こす
      1. ▶ 補足:脳の可塑性に関する研究
  2. 「痛みじゃないから放置」は危険
  3. 実はやってる?手のしびれを悪化させる日常のNG習慣とは
    1. 1. デスクワーク中の「首前のめり姿勢」
      1. ▶ 解剖学的視点
    2. 2. 「片側だけ」で重たいものを持つクセ
    3. 3. 寝ているときの「腕の巻き込み姿勢」
      1. ▶ 睡眠中の体圧に関する研究
    4. NG習慣の怖さは「気づきにくさ」
  4. 整体から見た“片手のしびれ”の正体|構造と神経伝達のズレに注目
    1. 整体が注目する“神経の働きを妨げる2大要素”
      1. 1. 構造のアンバランス(姿勢・骨格・筋膜)
      2. ▶ 補足:筋膜連鎖の視点
      3. 2. 循環と神経伝達の乱れ(血流・リンパ・神経滑走)
    2. 整体での具体的なアプローチ例
      1. ▶ 施術の一例
  5. 整体院 導の対応方針|“片手のしびれ”にどう向き合うのか?
    1. 問診で重視するポイント
    2. 施術の進め方と考え方
      1. 1. 構造の調整:ゆがみとねじれの解消
      2. 2. 神経の滑走と血流の改善
      3. 3. 体の使い方・姿勢の再学習
    3. 実際の症例紹介
      1. 症例①:右手中指〜薬指にかけてのしびれ(40代・女性・デスクワーク)
      2. 症例②:左手小指に慢性的なしびれ(50代・男性・運送業)
  6. あなたの“しびれ”には、ちゃんと理由があります
  7. まとめ|「片手のしびれ」は、放置してはいけない体からのSOS
    1. 今日のポイントまとめ
  8. あなたが感じているそのしびれは、「ちゃんと向き合うべき不調」です
  9. 【藤枝市で「手のしびれ」にお悩みの方へ】
    1. 📌 ご相談・ご予約はこちら

片手だけのしびれを放置すると…やがて“別の不調”に現れることも

「しびれはすぐに治まるから大丈夫」
「数分すれば感覚も戻るし、そこまで気にしていない」

そんなふうに考えて放置してしまっている方も多いですが、
**しびれは“体からの明確な警告サイン”**です。

特に、片手だけに出るしびれには、以下のような重大なリスクが隠れている可能性があります。


慢性化の第一歩|「感覚の麻痺」へと進行することも

最初は「ピリピリ」や「ジンジン」だった違和感が、
次第に「感覚が鈍くなる」「冷たさを感じにくい」「細かい動きがしづらい」といった、
“感覚麻痺”のフェーズに移っていくことがあります。

▶ 引用論文の知見

2020年に発表された『Clinical Neurophysiology』の研究では、
神経の軽度な機能障害を数ヶ月放置すると、感覚神経の再伝導速度が著しく低下すると報告されています(Park et al., 2020)。

つまり、しびれを我慢しているうちに、神経そのものの回復力が落ちてしまうのです。


筋力の低下・握力低下にもつながる

しびれを放っておくと、
やがて手の筋肉にも影響が出始めます。

  • ドアノブを回すのがつらくなる
  • ペンを持つのが疲れる
  • スマホ操作で指がスムーズに動かない

こうした小さな違和感は、末梢神経の伝達異常が進行しているサインでもあります。


神経の異常は“脳の誤認”も引き起こす

神経の働きが鈍ると、
「本当は痛くないのに痛みを感じる」
「触れてないのに何かが当たっている感覚がある」
といった、中枢性の感覚異常が現れることもあります。

▶ 補足:脳の可塑性に関する研究

カナダ・マギル大学の研究(2017)では、
慢性的なしびれや痛みが続くことで、脳の“感覚地図”が歪み、誤作動が起きるということが明らかになっています(Flor et al., 2017)。

つまり、しびれを甘く見て放置していると、
「本来の手の感覚を脳がうまく処理できなくなる」という、
神経→脳への影響ルートまで起きてしまうのです。


「痛みじゃないから放置」は危険

痛みであれば我慢できないため医療機関を受診しやすいですが、
しびれは「我慢できてしまう」ため、見逃されがちです。

しかしその結果、

  • 慢性神経障害
  • 感覚麻痺
  • 筋力低下
  • 自律神経の乱れによる体調不良
    といった、二次的な問題を抱えてしまうケースは決して珍しくありません。

実はやってる?手のしびれを悪化させる日常のNG習慣とは

「そんなに無理してないのに、なんでしびれが出るんだろう…」
そう感じている方ほど、無意識に“悪化させる習慣”を繰り返していることが多いです。

ここでは、整体の現場でよく見かける**“しびれを助長するNG行動”**を3つご紹介します。


1. デスクワーク中の「首前のめり姿勢」

長時間のパソコン作業やスマホ操作で、
首が前に出ている姿勢をとっていませんか?

この“ストレートネック姿勢”は、
頚椎から腕に伸びる神経の通り道を圧迫します。

▶ 解剖学的視点

頚椎から出た神経(腕神経叢)は、首・肩・鎖骨下を通り腕へと走行します。
首が前に出ることで、斜角筋や胸鎖乳突筋が緊張し、神経のスペースが狭くなるのです。

その結果、
✅ 片側の神経が引き伸ばされる
✅ 血流不足が起こる
✅ 神経が酸欠状態になる
といった反応が起き、しびれや違和感として現れます


2. 「片側だけ」で重たいものを持つクセ

買い物袋・バッグ・リュックなどを、
いつも同じ側だけで持っていませんか?

片側だけに負荷がかかると、
肩甲骨・鎖骨・腕の筋肉にアンバランスなストレスがかかります。

とくに、胸郭出口症候群の原因となる「小胸筋」や「斜角筋」に負荷が集中すると、
**腕神経叢の圧迫による“片手のしびれ”**を引き起こしやすくなります。


3. 寝ているときの「腕の巻き込み姿勢」

横向きで寝ている人の多くが、
無意識に腕を体の下に巻き込んでしまっています。

この姿勢では、

  • 鎖骨下の神経圧迫
  • 肩関節の牽引
  • 上腕の血流低下
    が起きやすく、寝ている間にしびれが生じる要因になります。

▶ 睡眠中の体圧に関する研究

東京医科歯科大学の研究(Yamada et al., 2018)では、
**「睡眠中の神経絞扼は、目覚め後の感覚異常やしびれと関連性が高い」**と報告されています。

つまり、“寝ているときのクセ”が、しびれを悪化させていることもあるのです。


NG習慣の怖さは「気づきにくさ」

これらの習慣は、
「日常の一部」になってしまっていることがほとんどです。

そのため、自分では原因だと気づけない。
でも、確実に神経へダメージを与え続けているのが厄介なポイント。

放置すれば、前回解説したように感覚麻痺や筋力低下に繋がるリスクもあるため、
こうしたNG行動の“見直し”が、回復の第一歩になります。

整体から見た“片手のしびれ”の正体|構造と神経伝達のズレに注目

整形外科では「骨に異常がなければ問題なし」と判断されることが多いですが、
整体では**“骨のズレ”よりも“動きと連動の乱れ”**に注目します。

ここでは、整体的な視点から見た「片手のしびれの本当の原因」と、
それに対して整体がどうアプローチしていくのかを詳しく解説します。


整体が注目する“神経の働きを妨げる2大要素”

1. 構造のアンバランス(姿勢・骨格・筋膜)

体は全身が連動して動いています。
そのため、しびれが起きている手や腕だけを見ていては、根本原因を見落とすことも多いのです。

特に以下のようなアンバランスは、片手しびれの原因として非常に多く見られます:

  • 肩甲骨の高さが左右で違う
  • 鎖骨の位置が前に巻き込まれている
  • 首の可動域が片側だけ狭い
  • 胸郭が潰れていて呼吸が浅い

▶ 補足:筋膜連鎖の視点

オーストラリアの研究者Myers(2001)は著書『Anatomy Trains』で、
「筋膜は頭から足まで全身をつなぎ、特定部位の緊張が遠く離れた部位の機能障害を引き起こす」
と述べています。

つまり、首まわりのわずかな硬さや歪みが、腕や手の神経に波及するケースがあるということです。


2. 循環と神経伝達の乱れ(血流・リンパ・神経滑走)

神経は「ただそこにある」だけではなく、
**滑るように動きながら情報を伝える“動く組織”**です。

ところが、筋膜の癒着や組織間の滑走障害があると、
神経が「引っかかる」ような状態になり、しびれ・違和感・ピリピリ感として症状が現れます。

加えて、血液やリンパの流れが悪いと、神経細胞に十分な酸素や栄養が行き届かなくなり、
神経伝達そのものが鈍くなるリスクもあります。


整体での具体的なアプローチ例

当院では、しびれている“手”だけでなく、
その背景にある**「構造」と「神経環境」の改善**を行っていきます。

▶ 施術の一例

  • 肩甲骨と鎖骨の位置を調整し、腕神経叢への圧力を解放
  • 首〜肩〜腕の筋膜を滑らかにし、神経滑走をスムーズに
  • 肋骨・胸郭の動きを改善し、呼吸と血流を活性化
  • 姿勢と呼吸パターンの再学習を通じて、神経の過敏性をリセット

これらの施術を通じて、神経そのものに負担をかけずに、
**「神経が正常に働ける環境」**を整えていきます。

整体院 導の対応方針|“片手のしびれ”にどう向き合うのか?

整体院 導では、手のしびれに対して、
「どの神経が圧迫されているか?」だけでなく、
「なぜ神経が正常に働けない状態にあるのか?」という根本原因の解明にこだわります。

ここでは、当院での考え方・施術方針、実際の症例を交えてご紹介します。


問診で重視するポイント

手のしびれは、その人の体全体の使い方や生活習慣に大きく関係しています。
そのため当院では、以下のような点を詳細にヒアリングします:

  • どのタイミングでしびれが出るか(例:朝起きた直後/パソコン中)
  • どちらの手か、どの指にしびれがあるか(例:小指だけ/人差し指~中指)
  • 普段の姿勢や仕事・家事の内容
  • 睡眠時の姿勢・枕の高さなど

これにより、「どの神経経路に負担がかかっているか」だけでなく、
**「なぜ今そこに負担が集まってしまったのか」**まで明らかにしていきます。


施術の進め方と考え方

1. 構造の調整:ゆがみとねじれの解消

  • 肩甲骨の高さ、首の位置、鎖骨の向きなどを整える
  • 筋肉ではなく「関節と筋膜の動き」を重視し、やさしく整える
  • 神経が通る“トンネル”の構造スペースを広げるように調整

2. 神経の滑走と血流の改善

  • 神経の通り道となる筋膜・筋肉の「滑り」を回復させる
  • 首~腕にかけての血流・リンパの流れを促進
  • 自律神経の緊張を鎮め、神経伝達を整える

3. 体の使い方・姿勢の再学習

  • 日常的にしびれを再発させる姿勢や動作を特定
  • 体の“かばい動作”や“偏った負担のパターン”を修正
  • 自然と体が整うように、無理のない習慣づくりをサポート

実際の症例紹介

症例①:右手中指〜薬指にかけてのしびれ(40代・女性・デスクワーク)

  • 整形外科では「異常なし」と診断され、湿布とビタミン剤を処方
  • 初回の検査で、首の可動域と肩甲骨の高さに大きな差が確認された
  • 筋膜の滑走障害と胸郭のねじれが原因と判明
    → 2カ月の施術でしびれの頻度が減少し、仕事後の不快感も解消

症例②:左手小指に慢性的なしびれ(50代・男性・運送業)

  • 仕事柄、片方の肩で重い荷物を持つ習慣あり
  • 鎖骨と胸郭の可動性が大きく制限されていた
    → 骨格・神経の“圧迫ポイント”を特定し、4カ月の施術で日中のしびれは消失

あなたの“しびれ”には、ちゃんと理由があります

「歳のせいかな…」
「もう治らないかも…」
そんなふうに感じている方も多いですが、
あなたのしびれは、“改善の道筋”を見つけることで変わります。

まとめ|「片手のしびれ」は、放置してはいけない体からのSOS

「整形外科で異常なし。でも、しびれは消えない」
そんなあなたに伝えたいのは――
“しびれは必ず原因がある”ということです。

しかも、その原因は「骨」や「神経の圧迫」ではなく、
姿勢・筋膜・血流・神経の滑走障害といった、もっと広い視点で見なければわからないことが多いのです。


今日のポイントまとめ

  • 片手だけのしびれは「筋膜・姿勢・滑走障害」が関係している可能性が高い
  • 整形外科で異常なしでも、体に“隠れたアンバランス”があることは多い
  • 無意識のNG習慣が、神経の働きを悪化させていることもある
  • しびれは放置すると、感覚障害や筋力低下、自律神経の不調へと進行する
  • 整体的アプローチでは、構造と循環を整え、「神経が働ける環境づくり」を大切にしている

あなたが感じているそのしびれは、「ちゃんと向き合うべき不調」です

「痛くないからまだ大丈夫」
「すぐ治まるから気にしていない」

――そのままにしておくと、数ヶ月後、数年後に後悔することになるかもしれません。

でも、今のうちに“正しい見立てと対応”ができれば、改善できる可能性は十分にあります。


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