「朝起きたら手がしびれている」
「スマホを持っているとだんだん手の感覚が鈍くなる」
「指先がピリピリして、細かい作業がつらい」
「整形外科では“様子を見ましょう”と言われただけ」
こうした症状で悩む方の多くが、
「しびれている手」だけに注目してしまい、本当の原因にたどり着けていません。
整体院 導では、手のしびれの原因を
**「神経そのものの圧迫」ではなく、「神経にストレスをかける体の構造と生活習慣」**に注目しています。
ここでは、手のしびれを引き起こす代表的な5つの原因について、臨床と解剖学の視点からわかりやすく解説します。
原因①|首(頚椎)のゆがみや狭窄による神経の圧迫
手の神経の多くは、首の骨(頚椎)から始まり、腕を通って指先まで走っています。
そのため、頚椎がゆがんだり、椎間板が潰れていたりすると、
その先にある神経が圧迫・炎症を起こし、手にしびれが出ることがあります。
✅ よくある症状
- 首を動かすとしびれが強くなる
- 肩〜腕にかけてズーンとした重さやだるさがある
- 手の特定の指(親指〜薬指など)に集中してしびれが出る
▶ このタイプは「頚椎ヘルニア」「頚椎症性神経根症」などが関係することも。
原因②|胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)
鎖骨の下あたりには、首から出た神経や血管が腕へ向かう「胸郭出口」と呼ばれる通り道があります。
ここが狭くなると、手先への血流・神経伝達が悪くなり、しびれや冷え、だるさが生じます。
✅ よくある兆候
- 肩こりがひどく、肩が上がっている状態がクセになっている
- 手を上に上げて作業するとしびれが悪化
- なで肩 or 筋肉質な体格で、鎖骨周辺の詰まりを感じる
▶ スマホ姿勢や巻き肩も、胸郭出口の圧迫を強める原因です。
原因③|手首・肘の神経絞扼(けんしょうえき)障害
肘や手首の神経が通る部分で、神経が筋肉や腱に締めつけられてしびれが出るケースもあります。
代表例は以下のとおり:
- 手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)
- 肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)
- 回外筋症候群など
✅ よくある兆候
- パソコンやスマホなどの“手を使う作業”が多い
- 手首の内側(母指球)がしびれる・だるい
- 指先の細かい動作(ボタン、箸、スマホ操作など)がやりにくい
▶ このタイプは手先だけの問題に見えますが、「手以外の使い方」や「姿勢」が引き金になっていることが多いです。
原因④|筋膜のねじれや癒着による神経ストレス
筋膜とは、全身の筋肉・骨・神経をつなぐ“第二の骨格”とも呼ばれる組織です。
この筋膜が癒着すると、神経の通り道が引っ張られたり、ねじれたりしてしびれが起こることがあります。
✅ よくある症状
- 姿勢が悪く、体全体が硬い
- ストレッチしても伸びない“奥のつっぱり”感がある
- 特定の動作や姿勢でだけしびれが出る
▶ 神経そのものではなく、「神経の周囲にある筋膜の影響」でしびれているケースも非常に多いです。
原因⑤|ビタミン・鉄・マグネシウム不足など、栄養状態の問題
実は「神経がしびれる」「感覚が鈍くなる」という症状は、体内の栄養状態が原因であることもあります。
特に、以下の栄養素が不足すると神経伝達に異常が出やすくなります。
- ビタミンB群(特にB1、B6、B12)
- 鉄(貧血ぎみの方)
- マグネシウム
- タンパク質(神経の修復材料)
✅ よくある兆候
- 甘い物・パン・コーヒーが多い食生活
- 朝がつらく、常に疲労感がある
- 冷え性・めまい・立ちくらみがある
▶ 外からのケアだけでなく、中から回復力を引き出す栄養戦略も不可欠です。
整体院 導のアプローチ|「しびれている場所」ではなく、「しびれが生まれる構造」に着目
多くの医療機関や施術院では、
「手がしびれている=手を治療する」というアプローチを取ります。
しかし整体院 導では、
しびれは“結果”であり、“原因は別の場所にある”ことが圧倒的に多いと考えています。
たとえば…
- 頚椎のゆがみ → 神経の出口が狭くなる
- 巻き肩・猫背 → 鎖骨下が圧迫される
- 呼吸が浅い → 胸郭の動きがなくなる
- 栄養不足 → 神経伝達そのものが不安定になる
こうした**「神経がスムーズに働けない環境」**を改善することが、根本的な回復への近道です。
導の再設計型アプローチ|4つの柱
①|骨格のゆがみと重心バランスを調整
- 頚椎〜胸椎〜骨盤までのアライメントを立体的に評価
- 頭と腕の“吊り構造”を整え、首や肩にかかる負担を軽減
②|肩甲骨・鎖骨・胸郭の動きの再教育
- 呼吸と連動する胸郭の動きを引き出す
- 巻き肩・なで肩の姿勢パターンを見直し、神経の通り道を広げる
③|筋膜ラインの癒着と神経の誤作動をリセット
- バキバキしない、やさしい整体で深層筋膜と自律神経にアプローチ
- 「触れていないのにしびれが抜ける」ような解放感を目指す
④|臨床栄養の知識に基づいた食事アドバイス
- 神経の修復に必要なビタミンB群・鉄・マグネシウムの補給指導
- 甘いもの・小麦・カフェインに偏った食生活の見直し
▶ ただしびれている手を追いかけるのではなく、「なぜしびれる構造ができてしまったか?」を全身から読み解く。
それが整体院 導の再発しない“本質改善”です。
手のしびれを悪化させないために|今日からできる5つの対処法
「手がしびれる」と、つい揉んだり振ったりしてしまいがちですが…
しびれの多くは“手”ではなく、神経の通り道に負担がかかっていることが原因です。
ここでは、整体院 導が患者様にも日々伝えている
**「しびれを緩和させ、再発を防ぐための対処法」**を5つ紹介します。
対処法①|スマホ・パソコン時の「肩の位置」を意識する
猫背や巻き肩の姿勢は、神経の通り道を狭くし、しびれの原因になります。
✅ ポイント
- 肩を下げて、脇を少し締める
- 画面を目線の高さに近づける
- 肘を体側に固定して使う
▶ 首や肩にかかる無駄な負荷を軽減し、神経の圧迫リスクを下げます。
対処法②|30分に1回、肩甲骨と胸郭を「動かす」
同じ姿勢が続くと、筋膜と神経が癒着しやすくなります。
✅ 簡単な体操
- 肩を大きく後ろ回し×5回
- 胸を開いて深呼吸
- 両手を壁につけ、肩甲骨を寄せながら軽く上下
▶ 血流と神経の通りを改善し、しびれを軽減します。
対処法③|深い呼吸で“神経の緊張”を解除する
ストレスや緊張が続くと、交感神経が優位になり、しびれが強くなる傾向があります。
✅ 深呼吸のコツ
- 鼻から吸って、口から長く吐く(3秒吸って6秒吐く)
- 肩を上げずに、お腹が膨らむように
- 就寝前に3回の深呼吸を習慣に
▶ 自律神経が整うことで、神経伝達がスムーズになります。
対処法④|手を“反らさない・ひねらない”ようにする
スマホやマウス操作などで、手首の角度が常に緊張していると、手根管や肘部の神経を圧迫します。
✅ 日常の注意点
- マウスは手首を浮かせず、肘を支点に操作
- 長時間スマホを持たず、台に置くorスタンド使用
- 手首の無理な反らし・ひねり動作を避ける
▶ 関節と神経の“圧迫ストレス”を最小限に抑えるのがコツです。
対処法⑤|「甘い物・カフェイン・小麦製品」の摂取を見直す
これらは神経の興奮を強め、しびれを悪化させることがあります。
✅ 食生活の見直し
- お菓子・ジュース・菓子パンを減らす
- コーヒーの代わりに麦茶やルイボスティー
- タンパク質(卵・魚・肉)と鉄分を意識してとる
▶ 「神経が落ち着く体内環境」を作ることも、しびれ改善には不可欠です。
「しびれている場所」ではなく、「しびれが起きる体の仕組み」を見直そう
手のしびれは、ただの血行不良や末端神経の問題ではありません。
多くの場合、以下のような**“体全体の構造的な問題”が背景にあります。**
✅ 首や背骨のゆがみによる神経圧迫
✅ 巻き肩や猫背による胸郭の狭窄
✅ 筋膜の癒着による神経ストレス
✅ 神経伝達を妨げる栄養不足や生活習慣
整体院 導では、
「しびれている手」ではなく、「なぜしびれるのかという構造」に着目したアプローチを行い、
再発しない状態までサポートしています。
✔ 病院で「異常なし」と言われたけど、しびれが続く
✔ マッサージや薬では一時的にしか楽にならない
✔ 原因不明で不安が続いている
✔ 本気で「改善」ではなく「卒業」を目指したい
そんなあなたへ、
まずは今の体の状態を“構造と神経の視点”から一緒に確認してみませんか?
📍 整体院 導(みちびき)|藤枝市・神経症状専門の再設計型整体
〒426-0041 静岡県藤枝市高柳2丁目7-32 プレジール201号室
▶ 公式HP:https://michibiki-seitai.com/
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