「膝の軟骨がすり減っているので、あとは手術ですね」
そんな言葉を医師から告げられ、ショックを受けたことはありませんか?
多くの方が「手術しかないのか…」と肩を落とす一方で、実はその判断には“ある前提のズレ”が潜んでいることをご存じないかもしれません。
確かに、変形性膝関節症は進行性の疾患であり、痛みや可動域制限が悪化すれば人工関節の適応となることもあります。
しかし近年、国内外の研究では「軟骨のすり減り=痛みの原因とは限らない」ことが明らかになってきました。
実際、画像所見上は進行していても、痛みが軽く、手術を回避できている例も多く存在します。
本記事では、変形性膝関節症における本当の痛みの原因と、手術を回避するために知っておくべき体のメカニズムを、最新の知見とともに徹底解説します。
「もう歳だから仕方ない」と諦める前に、一度しっかりと“体の構造”を見直してみませんか?
膝の痛みは「軟骨のすり減り」だけが原因ではない
変形性膝関節症の診断を受けた多くの方が、レントゲンで「軟骨がすり減っている」と説明されます。
しかし、“軟骨のすり減り=痛み”とは限らないことが、近年の研究で明確になってきました。
最新の研究が示す「画像と痛みの不一致」
例えば2022年に発表された国際整形外科学会のレビュー論文(Knoop et al., 2022)では、画像所見の進行度と痛みの重症度が一致しない例が多数報告されています。
中には「軟骨がほぼ消失しているにもかかわらず、痛みがほとんどない」というケースもあれば、「軽度の変形なのに強い痛みを訴える」という逆のパターンも存在しました。
これは何を意味しているのでしょうか?
実は、膝の痛みには軟骨以外の要素——<u>筋膜・神経・体重のかかり方・歩行のクセ</u>などが深く関わっているのです。
なぜ「軟骨だけを見てしまう」のか?
日本では長らく、膝痛の主因を“加齢性の軟骨摩耗”と位置付けてきました。
これは保険診療の枠組みやレントゲン中心の評価体制とも関係しており、「画像に写るもの=原因」という偏った見方が定着してしまったのです。
しかし、筋肉や靭帯、筋膜、神経、重心バランスといった**“画像に写らない要素”こそが、痛みや歩行障害の根幹になっている**場合も少なくありません。
構造的な負担が膝の炎症を繰り返す
具体的には、
- 片足荷重のクセ
- 骨盤の左右非対称
- 内ももの筋力低下
- 足関節の柔軟性の低下
などが複雑に絡み合い、膝関節に過剰なストレスがかかると、滑膜の炎症や関節包の緊張が慢性化します。
このような「構造的な問題」に目を向けず、ただ軟骨を注視していても、痛みの本質にたどり着くことはできません。
ヒアルロン酸注射やサプリメントが効かない理由とは?
膝痛の治療としてよく行われるのがヒアルロン酸注射やグルコサミン・コンドロイチンなどのサプリメントですが、実はこれらには効果に限界があることが、近年の複数の研究で明らかになっています。
ヒアルロン酸注射はむしろ害になる可能性も
2022年にBMJ(British Medical Journal)に掲載されたメタアナリシスでは、
「ヒアルロン酸注射による臨床的有用性はほとんどなく、リスクの方が上回る可能性がある」と報告されました(Jevsevar et al., 2022)。
具体的には、
- 効果はプラセボと有意差がない
- 注射部位の炎症リスク
- 感染症や関節内出血の可能性
といったリスクが示されており、欧米ではすでに第一選択肢として推奨されない国が増えています。
サプリメントは膝まで届かない?
また、軟骨成分のサプリメントに関しても、2018年の米国整形外科学会によるガイドラインでは
「経口摂取したグルコサミンやコンドロイチンは関節軟骨に届くエビデンスが不十分である」とし、
日常的な使用を推奨しないと明記されています(American Academy of Orthopaedic Surgeons, 2018)。
体内で分解されて吸収された後、特定部位の軟骨に届くという明確な経路が証明されておらず、
「関節を再生させるサプリ」としての期待は、現時点では科学的根拠に乏しいのが実情です。
なぜ効かないのに使われるのか?
それでも使われ続ける背景には、
- 保険診療でできる手軽な処置であること
- 薬局やTVなどでの広告が影響していること
- 「膝痛=軟骨の問題」という先入観
などがあり、患者側も医療側も「本質的な構造改善」に取り組む機会を失っていると言えるのです。
整体院 導が行う「膝関節を守る」ための足元からのアプローチ
変形性膝関節症が進行する大きな要因の一つが、「足元の不安定さによる荷重の偏り」です。
整体院 導では、単なる施術だけでなく、構造的に“膝を壊さないための仕組み”を足元から再設計するアプローチを行っています。
① 人の手による誤差2ミリ以内の足精密測定
当院では、単なる視診や触診ではなく、
- 足長差(左右の長さのズレ)
- アーチの崩れ(偏平足やハイアーチ)
- 回内・回外(内外への倒れ)
といった足の構造的問題を誤差2mm以内の精密さで評価。
「どこにどれだけ体重がかかっているか」まで数値で可視化し、痛みの根本を特定します。
② 爪先の形まで考慮した靴の選定
多くの方が、「見た目や履き心地」で靴を選びますが、それが膝の変形を悪化させる原因になることも。
整体院 導では、
- つま先の形(エジプト型・ギリシャ型など)
- 母趾〜小趾の横幅・圧迫度
- ヒールカウンター(かかとの安定性)
など、解剖学的適合性と機能性を両立した靴選びをサポートしています。
③ 足の機能を最大化させるオーダーインソール
さらに、痛みを根本から支えるために重要なのがオーダーインソール。
市販のインソールでは対応できない、**「あなたの歩き方のクセ」「左右差」「筋力バランス」**に応じて、
- 荷重の再配分
- 膝にかかるねじれの軽減
- 足首の安定化による衝撃吸収
といった効果を持つ一点モノのインソールを提供します。
なぜここまで足元にこだわるのか?
それは、膝を守る力の7割以上が「足の構造」によって決まるからです。
どれだけ施術で膝を整えても、支える土台が崩れていれば再発は必至。
だからこそ、当院では「靴・インソール・歩き方」まで徹底的に評価・指導しています。
栄養の力で膝関節の修復をサポートする「超栄養学」的アプローチ
膝の痛みや変形は、構造や筋肉だけの問題ではありません。
実は、関節の修復・滑液の分泌・炎症の制御には、体内の栄養状態が密接に関わっています。
整体院 導では、これまでの「栄養学」の枠を超えた、**分子レベルで体を再生に導く“超栄養学”**を取り入れています。
慢性炎症を引き起こす「現代型の栄養失調」
一見、普通の食事をしていても、
- タンパク質が足りない
- 鉄不足・亜鉛不足
- 血糖スパイク(急激な血糖値上昇)
- 植物油(リノール酸過多)による慢性炎症
といった状態があると、滑膜や靭帯、筋膜の再生が阻害され、痛みが慢性化しやすくなります。
特にタンパク質や鉄が不足すると、
- 筋肉量の維持が困難
- 滑液(潤滑液)の分泌低下
- 炎症を抑える抗酸化酵素の働き低下
といった代謝異常が起き、**“膝が治りにくい体”**が出来上がってしまうのです。
具体的な改善ポイント
当院では、以下のような栄養的アプローチを取り入れています。
- 体重×1.2〜1.5gのタンパク質摂取(動物性中心)
- 良質な油(オメガ3、MCTなど)への置き換え
- 鉄・亜鉛・マグネシウムなどのミネラル補給
- グルテンや加工食品の見直し
これらを食事指導・サプリ設計・血液検査の読み解きまで含めて、施術と並行してご提案します。
体は食べたものでできている。だからこそ、痛みを根本から変える。
構造と機能を変えていくためには、「何をどのように摂るか」が極めて重要。
超栄養学の視点からアプローチすることで、膝の炎症や変形を長期的に抑える体質づくりが可能になります。
本気で膝の痛みを根本から改善したいあなたへ
もしあなたが──
- 医者から「もう手術しかない」と言われた
- 注射も薬も効かなくて諦めかけている
- 階段や歩行がつらく、外出が億劫になっている
そんな状態でも、「痛みの本当の原因」にアプローチすれば、回復の可能性は残されています。
整体院 導では、レントゲンに映らない“構造の問題”や“足元の崩れ”、“体質的な炎症”に着目し、
再発しない膝をつくるための、統合的かつ実践的なサポートを行っています。
🦶 インソールや靴の専門評価
🥣 超栄養学に基づくオーダーメイドの栄養指導
🦵 膝関節の構造と歩行機能を整える施術・再教育
「変形=終わり」ではありません。
体を変えることは、未来を変えること。本気で歩ける体を取り戻したい方は、今すぐご相談ください。
▶ 公式HP:https://michibiki-seitai.com/
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