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心が慢性痛に与える影響とは?痛みのメカニズムを知ろう!

【慢性痛の知識】
この記事は約4分で読めます。

こんにちは!整体院導の石川です。

以前別の記事で痛みは感情と記憶により起こることもありますよとお話ししました※まだ読まれていない方は是非ご覧くださいひらめき電球

今回は、そんな痛みメカニズムのお勉強です!

正しい情報を得るだけでも痛みは改善されるケースもありますので面倒くさがらずにお付き合いください。

怪我による痛みのメカニズム

さて、痛みというのは「身体の警告反応」です。

つまり、通常は組織に損傷があると起こるものです。

まずは通常の痛みのメカニズムからお話しします。

①組織が侵害された場合、受容器(痛みを感じるセンサー)が痛みを脳に伝えます。

②そして、痛みが持続すると交感神経が緊張し、局所的に血流の循環が悪くなります。

③血流が悪くなると、その部位は虚血・乏血状態となるため、組織に酸素と栄養が運ばれなくなります。

④この状態は、その部位に発痛物質が分泌されることになり、その影響でさらに受容器は興奮①に戻る・・・

これが通常の痛みの悪循環になります。

このメカニズムは1943年にリビングストン(英)が発表した「痛みの悪循環説」になります。

慢性的な痛みのメカニズム

では、次に感情や記憶によって起こる痛みの悪循環ですがこちらは1984年にニューヨーク大学医学部教授のジョン・E・サーノが発表した「TMS理論」というものが主張している内容になります。

①まず初めに怒りや不安といったネガティブな感情が交感神経を興奮させ、血管を収縮させる。

②そして組織の虚血状態が起こり、酸素と栄養が運ばれなくなる

③結果、発痛物質が分泌され、受容器が興奮し、痛みが脳に伝達される。

④発生した痛みにより、再びネガティブな感情が出現し①に戻る・・・

このように組織に損傷がなくても、痛みは起こり、それは慢性化する場合もあるということです。

この場合は、本来の痛みの役割「警告系」が狂ってしまっているので安静にしてしまうのは、さらに痛みを助長してしまう可能性があります。

また、TMS理論だと人の感情によって痛みは誘発されるとしています。

さすがに全てが心の問題で痛みが出るとは僕自身も思っていませんが、痛みというのは大きく分けると3つの要因によって引き起こされます。

①構造面

②心理面

③環境面

①は筋肉や骨、③は労働環境や生活環境のことです。

これらが絡み合って痛みは誘発されますが、スルーされがちなのが心理面です。

意外なことに心理的要素も痛みには大きくかかわっているんですよね。

そうなると慢性痛の改善には、私生活でストレスとの上手な付き合い方を覚える必要があるかと思います。

よく「ストレスを溜めない!」と言いますが、個人的にはストレスを溜めないことは現代社会では不可能でどう頑張っても溜まるものだと考えています。

だったら『溜めない!』に注力するよりも【どうやってストレスを吐き出すか?】を見つけることが上手なストレスとの付き合い方かなと思います。

運動でもいいですし、カラオケで騒ぐでもいいし、ドライブでもなんでもいいので自分に合ったストレスの吐き出し方を見つけれると良いですね。

メカニズムを利用した慢性痛の対処法

組織損傷がないのに痛みがある場合は、普段の生活サイクルをほんの少しだけ変えると痛みが改善する場合があります。

例えば、痛みが少しでも出始めるとひどくなる前にすぐに横になる方の場合。

横になるというのを水を飲むやいすに座る等に変えてみるのも一つの方法です。

痛みを感じる→恐怖心→横になるというサイクル自体が痛みを助長していることもあります。

毎回痛みが出る時に決まった時間・決まった動作で痛みが出る場合、痛みが出た時の状況を脳が記憶していてその記憶されたその時の記憶が脳から引き出されて痛みが出ている可能性があります。

なので、痛みを感じた時に自分がどのような行動を取っているのかを思い出し、その中で比較的簡単に変えられそうなところから徐々に変えてみてくださいひらめき電球

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