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変形性膝関節症のみんな知らないホントの話

変形性膝関節症
この記事は約3分で読めます。

こんにちは!整体院導の石川です。

今日は、膝が痛くて病院に行って検査をしてみたら【変形性膝関節症】と診断された方に向けて衝撃的なお話をしていきます。

変形性膝関節症と診断された方を今まで多く診させて頂きました。

その中には、『手術をしなければこれは治らないよ』とお医者さんから伝えられた方もいます。

もちろん伝えられた方の中でも、膝が全然曲げられない・伸ばせない・歩行もままならないような方は手術をした方が良い場合もあります。

※あくまでも「絶対」ではなく「場合」です。

ただし、手術が必要と言われても慌てて手術をすることはおススメしません。

僕自身がこう考える理由は主に2つあります。

①変形が必ずしも痛みの原因ではない

②手術によるデメリットもある

今からその理由について詳しくお話していきます。

変形が痛みの原因とは限らない

過去の患者さんで例を挙げると、その方は膝が痛くて整形外科に通院してレントゲンを撮ったらお医者さんから

「膝の軟骨がもう全然なくて変形が末期の状態だから手術しないと治らないよ」

と言われたけど、手術はどうしてもしたくなかったため整体での治療を試してみようという事で来院されました。

じゃあ実際に膝はどれくらい動くんだろうという事で、検査をしてみたところその方は、しっかりと膝がお尻に付くくらい曲がるうえに、膝を伸ばしきることも出来たんですね。

さらに膝を僕が動かす分には、全く痛みは出なかったんです。

痛みが出るときは、歩いたり階段の上り下りで体重が加わった時という事でした。

その時点で『膝に変形はあるけれども痛みとの関連は低い』という事になります。

仮に骨の変形(構造の異常)が本当に痛みの原因なのであれば、うつ伏せや仰向けの状態で膝を動かしたら痛み、痛みがなかったとしても明らかな可動域制限がみられるはずです。

このように、変形が末期まで進行していても必ずしもそれ自体が原因になっているとは限りません。

また、検査の段階で膝に痛みや可動域制限があっても、筋・筋膜や他の関節(足首や股関節)の施術をして痛みが大きく減ったり、可動域が明らかに改善するようであれば、それもやはり骨の変形が影響している割合は少ないと考えられます。(全く無いとは言い切れませんが)

そして手術で考えられるデメリットですが、一番は組織の癒着です。

手術によるデメリット

手術の時は、当然メスを入れますがその時に出来た傷痕のせいで痛みが出てしまうことがあります。

それは切開して傷痕になっていくときに、皮膚や筋膜が癒着してしまい正常な動き(滑走)が出来ないからです。

もちろん明らかな変形による痛みなのであれば、整体で治療するよりも手術をしてしまった方が得られる恩恵は大きいのですが、そうでない方の場合は痛みを取るために手術をしたのに結局痛みが取れないなんてことが起こりやすいです。

そう考えると手術も絶対ではなく、ある意味バクチみたいなところもあるんじゃないでしょうか。

なので、仮に変形が末期まで進んでいても、痛みがあるけど日常生活にそこまで支障が出ていない・曲げ伸ばしが痛いながらもちゃんとできるのであれば、慌てて手術をする必要は全くないんじゃないかなと思います。

お医者さんは診断をしなければいけないので、構造異常があれば疾患名を付けて患者さんにお伝えしますが、慢性痛において人体の構造破綻が必ずしも原因になるわけではありません。(要因にはなるかもしれませんが)

ご自身や周りで「変形してるから手術しなきゃだめだ」と言われた方がいたら、是非このブログの内容を伝えてあげてくださいね!

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