実は膝の痛みに効果がないグルコサミンとコンドロイチン

こんにちは！整体院導の石川です。

さて、膝の痛みで悩んでいる方の多くが飲むサプリと聞いてあなたは何を思い浮かべますか？

そう、グルコサミンやコンドロイチンですね！

実はこのサプリの効果はほとんどないという事はご存知でしょうか？

グルコサミンやコンドロイチンは軟骨の成分で変形性関節症の人に向けて、よくCMやチラシで宣伝されていますが、それが効果がないとは驚きですよね。

なぜ効果がないのか

グルコサミンとコンドロイチンは、軟骨に含まれるプロテオグリカンのもとになる物質として注目をされていますが、問題は

『サプリを口から摂取することで軟骨にまでその成分が行き渡るのか？』

という点です。

これは研究によって明らかにされているのですが、『効果があるとは言えない』と結論されています。

そもそも、口からグルコサミン・コンドロイチンを摂取しても、体内では分解されて別の物質になっています。

それが再びグルコサミンやコンドロイチンに合成されることは難しいでしょう。

アメリカ食品医薬品局（FDA）でも

「グルコサミンとコンドロイチンに、健康上の有効性を示す、または変形性膝関節症などの危険性を減らすほどの信頼できる根拠はない」

と結論を出しています。

でも飲むと痛みが楽になるし・・・

ただ、サプリを飲むと痛みが軽くなったという患者さんも過去にはいました。

それはサプリの効果というよりもサプリを飲んだことによる安心感から痛みが軽減されていると考えた方が良いと思います。

以前、別の記事で痛みについて詳しくお話ししましたが、痛みというものは感情に影響を受けるため安心感を得たり「これは効くんだ！」と思い込むだけで痛みが軽減することがあります。

痛みの原因は特定できない５つの理由

原因不明の痛みを抱えていると不安になり原因を知りたいですよね。ただ慢性痛の原因を特定することは難しいんです。それは痛みが単一の物によって起こるものではなく複数の要因が細い糸が絡まったように非常に複雑なものだからです。

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グルコサミンやコンドロイチンは副作用はなく安全だと言われているので、過剰に摂取しなければそう問題はないと思いますが、やはり根本的な解決とはいかないと思います。

であればヒアルロン酸注射や整体等の方が痛みの軽減には効果的かなと。

広告で有名人が宣伝していてもあまり効果が認められないサプリは、多くあるため一度ご自身で調べてみるのもいいかもしれないですね。